天皇賞春2018【予想】チェスナットコート
京都は28℃の予報。パンパンの良馬場。
「できれば先行したい」って馬が多すぎない?
◎1-2 チェスナットコート/蛯名
◯6-11 シュヴァルグラン/ボウマン
▲2-4 カレンミロティック/池添
☆8-15 トーセンバジル/Mデムーロ
△3-6 ガンコ/藤岡佑
【馬券】
単勝 ◎
3連複 ◎~全印
馬連 ◎~印
押さえ3連複 ◯▲~☆△、◯☆~△
【各馬の見解】
◎チェスナットコート
内枠、ハーツ産駒。
特に無し。馬体がパツパツ、プリプリしてたから
内枠の実績馬
☆トーセンバジル
香港3着、京都GⅡで2着。ポテンシャル微妙だが、どこまでやれるか
△ガンコ
最初は消そうと思ったが、勢いがあるので拾っておく
去年、一昨年は強い馬が揃っていたため、少し力が足りなかった。ルメールが天皇賞でこの馬に乗るのは2度め、体力を活かして何かやらかす可能性
どんな4歳馬が天皇賞(春)で馬券になるのか
キタサンブラックがいなくなって、4歳馬に世代交代だ!
みたいな雰囲気がでている昨今の競馬。
過去の天皇賞(春)でどんな馬が4歳で馬券になったのか、調査しました
天皇賞(春)で馬券になった4歳馬
以下、馬券になった馬と、それまでの主な実績です
◯2017年
サトノダイヤモンド 3着
マカヒキ世代
◯2016年
キタサンブラック 1着
シュヴァルグラン 3着
日経新春杯2着、アルゼンチン共和国杯1着、阪神大賞典1着
ドゥラメンテ世代
◯2015年
3着以内なし
ワンアンドオンリー世代(サウンズオブアース、アドマイヤデウスが出走)
◯2014年
3着以内なし
キズナ世代(キズナ、フェイムゲーム、ラストインパクトが出走)
◯2013年
フェノーメノ 1着
青葉賞1着、ダービー2着、セントライト記念1着、天皇賞(秋)2着、日経賞1着
◯2012年
ウインバリアシオン 3着
オルフェーヴル世代
◯2011年(稍重)
ヒルノダムール 1着
皐月賞2着(稍重)、鳴尾記念2着、日経新春杯2着、京都記念3着、G2大阪杯1着
エイシンフラッシュ 2着
皐月賞3着(稍重)、ダービー1着、神戸新聞杯2着、G2大阪杯3着(菊花賞は回避)
※ビートブラック7着
◯2010年
メイショウドンタク 3着
若駒S(OP)2着、皐月賞17着、神戸新聞杯4着、比叡S(京都1600万下)1着、万葉S(OP)3着の実績で、大阪ハンブルクC(OP)11着からの参戦。鞍上、武幸四郎。逃げたわけでもなく、普通に外をまわっての3着。その後は降格し、準オープンを勝てないまま引退した謎馬。
ロジユニヴァース世代
◯2009年
3着以内なし
ディープスカイ世代(モンテクリスエス、ヒカルカザブエが出走)
◯2008年
アサクサキングス 3着
きさらぎ賞1着、ダービー2着、神戸新聞杯2着、菊花賞1着、G2大阪杯3着の実績で参戦
・・・・・・・・
というわけで、基本的には
- 3歳GⅠで3着以内が2回以上ある
- 古馬GⅠで連対経験がある
と好走しやすい。
ただし、シュヴァルグラン、ヒルノダムール、メイショウドンタクは例外。
シュヴァルグランは成長が遅く、クラシック不参加。ただし、古馬GⅡを楽に2勝利していたので実績十分。しかもハーツクライ。
ヒルノダムールがクラシックで馬券になったのは1回のみ。ただし、稍重の皐月賞を上がり最速で追い込んで2着し、天皇賞の当日も稍重。古馬GⅡでは2000~2400mで常に馬券内だった。
メイショウドンタクは気にしないでおこう。
今年はどうか
今年は当てはまる馬がいません。かといって、今年は古馬のメンバーも手薄。4歳馬が馬券にならないとも言い切れない。
一番それっぽいのははクリンチャー。不良の菊花賞、重馬場の京都記念で好走しているのをどう捉えるか?いい馬なのだろうけど、私は適正が別の舞台にありそうな気がしてならないのです。
天皇賞(春)に出走する4歳馬の主な実績
クリンチャー(古馬G1初)
皐月賞4着、菊花賞(不良)2着、京都記念(重)1着、阪神大賞典3着
チェスナットコート(G1初)
早春S(1600万)1着、日経賞2着
サトノクロニクル
京都新聞杯2着、セントライト記念3着、チャレンジC1着、有馬記念9着、阪神大賞典2着
クリンチャーは皐月賞3着以内だったら文句なしだったんだけどなぁ
天皇賞春の傾向と展望
たのしいたのしい天皇賞(春)
ボウマン
「こういうレースは馬がハッピーなことが大切」
ハッピーな馬、買いましょう。
過去の”ひっかけ”だった馬を振り返る
2017年
1ー1 シャケトラ(3人気9着/日経賞1着)
2016年
2015年
2ー4 ラストインパクト(5人気4着/金鯱賞1着、阪神大賞典3着)
2014年
2013年
4ー7 アドマイヤラクティ(4人気4着/ダイヤモンド1着)
さらに遡ると、ギュスターヴクライ、トゥザグローリー、ローズキングダム、ペルーサ、フォゲッタブル、アサクサキングス、スクリーンヒーローなど
みなさんアンハッピーだったということでしょう。
天皇賞(春)の傾向
・格が大事(格→ここでは、古馬G1で連対以上の実績がある馬)
→人気が下がっていればなお良い
・古馬GⅠ・連対の実績がないステイヤーは、菊花賞上位馬でも気をつけよう
→長距離重賞で後方から差すスピード、マイル~2,000の重賞実績がほしい
→騎手が超大事
・とにかく内枠、1枠、白帽子、インコース(強い馬は別)
・キングカメハメハ産駒は上記の条件を満たしていてもシンドい
・トニービン持ちの馬は年齢を重ねた方が結果を出しやすくなる
→4歳時にダメでも、5歳以上で着順を上げる傾向
・重賞実績があるハーツクライでも、飛ぶ馬は飛ぶ(当たり前)
枠を見て
実績上位馬が外、下位が内である
展開予想(適当)
スタート後、内枠の馬が色気を出して位置を取りに行く。その後ペースダウン。先行馬は脚を溜めたことが仇となり、4コーナーで早々につかまる。
インで3200に耐えられる馬、前半後ろでじっとして差して来れる強い馬に注意
良さそうな馬
1-2 チェスナットコート:蛯名(想定6人気)
力が試される一戦。心配な点は、スタートが早くなさそうなところ。蛯名氏ならそのへんはよく分かっているとは思うけれども
1-4 カレンミロティック:池添(想定9人気)
10歳、引退(予定)レース。今回のメンバーの中で、2番めに格を持っている馬。
阪神1800をレコードで圧勝し、オープン入り。金鯱賞1着、宝塚記念2着、天皇賞春3着、天皇賞春2着。前走の着順が悪かろうが何だろうが、春天の舞台では巻き返してきた。
近走のレースを見返すと、着順こそ3年前と同じだが、若干スピード感に掛けるように私には見えた。それでも昨秋、得意とは言えないアルゼンチン共和国杯でアルバートと接戦していたし、先に前に出たソールインパクトにそれ以上離されなかった。やはり格が一つ高い馬なのだと思う。
昨年末の有馬記念と阪神大賞典はあまり仕上がっておらず、今回がメイチ仕上げという噂もある。「枠さえ良ければ!」という馬が外に行ったので、この人気なら買ってみても面白い。
6-11 シュヴァルグラン:ボウマン(想定1人気)
大阪杯は負けすぎ?いやいや、1コーナーからサトノノブレスにぶつかられ、終始サトノノブレスにつけまわされ、直線入り口ではウインブライトに当たられてました。久々の2000だし、小回りだし、変なタイミングで追い出されるし、これ以上ない向かない展開だった。
前走10着以下の馬は来ないってデータがある?それって大阪杯がG2だった時代のことでしょ?ということにする。
ま、一番格上なので、買うしかない。
例年なら買わない。絶対買わない。でも、今年のメンバーでこの鞍上なら、ナムラクレセントのように4着→3着となりそうで怖い。トニービン持ってるし、ルメールは既にアルバートで天皇賞春を経験済みだし、ちょっと消しにくい
8-15 トーセンバジル:Mデムーロ(想定7人気)
京都大賞典の走りが良かったので、枠出る前は本命で考えてた馬。メンバーが揃った去年の阪神大賞典で3着。もう少し内目の枠が欲しかったが、デムーロだし藤原厩舎なので、作戦がありそう。消すのこわい
その他、人気馬
3-6 ガンコ:藤岡佑(想定3人気)
チェスナットと同様、ここで真価が問われる。父ステイゴールド系だし、前に行けるし、買いやすい馬ではある。日経新春杯で3着、一瞬いいね!と思ったが、あのメンバーならもう少し頑張ってほしかった。実績の割に人気が高く、その分、鞍上も下手ではないが欲が出ると思われ、この人気では本命はうてない。
4-8 クリンチャー:三浦(想定4人気)
難しい。この手の馬は2000以下の古馬重賞で馬券になってい欲しい。そうなると、激流の皐月賞4着をどう捉えるかで評価が変わる。私には「ある程度の体力はあるんだろうけど、パワー優勢のダートっぽい馬」に見える。
実績馬でもインコースじゃないとシンドい天皇賞春で、半端に位置を取りに行ったり、逆に下げたりして、半端な競馬をしそう。そして、インコースからくる馬と、前半じっとしている後ろの馬に差されそう
5-10 サトノクロニクル:川田(想定5人気)
過去にダメだったハーツクライ産駒は、スピード感に欠ける。そんな感じがする。もっと人気がなければ少しは考えるけれども
6-12 レインボーライン:岩田(想定2人気)
まわりがバテるような、厳しいレースで良さが出ると言われている馬。ただ、天皇賞に関しては早すぎないゆる~い流れのほうがキレを活かして頑張れそうに見える。だって去年、さっぱり伸びてないんだもの。買うとしても押さえ程度
ガンコとクリンチャーは鞍上がハッピーでいられるかな?(^^)